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おばあちゃんありがとう!

その日たまたま用事があって楽器店に行ったら、目の前をチョロチョロする子達がいて、よく見たらの自分の生徒だった。御両親もおられた。みんなで驚いた。お母様が「おばあちゃんがピアノを買ってくれるというので見に来て、先生に相談して決めますと言って帰るところでした、どちらがよいでしょうか?」

新しくて弦の短いサイレントになるのと、中古で弦が長めで猫足で色も黒でなくてオシャレでサイレントは後付けのタイプ。兄は黙っていたが妹は新しいのが気に入ってる様子だった。「私は中古の方が弾きやすいし音も良いし猫足は個人的に好きやわ」と言いました。後日「一晩寝て中古のほうに決めました」とメールが来た。

私は売る人でないので長い間ピアノを買ってとは言えませんでした。クラビノーバからピアノになって二人とも弾き方がかわり音が変わって音楽的になったのがうれしかった。

夏の発表会で兄はドビュッシーのアラベスク1番、妹はギロックのワルツエチュードを弾いた。譜読みアンプは二人ともできるほう。

特に兄の弾くアラベスクは美しい音色で驚きましたし、一丁前に曲をゆらしてひいているので、you tubeを聞いて雰囲気をうまくつかんだなと感心させられました。彼は今、ショパンの幻想即興曲を弾くと言って練習しています。

お母さんからメールが来て「友達に幻想即興曲弾いてと言われたみたいで、友達を驚かせたいのかな?」と書かれていました。

写真は生計のためピアノを弾いていたサティとドビュッシーが知り合ったカフェ「オーベルジュ・デュ・クルー」